Bal Masqué

Je länger man vor der Tür zögert, desto fremder wird man.

差し替えについて

差し替えについて、特に東大のものについてお話します

 

参考書については後日載せます

 

 

 

 差し替えとは

差し替えとは、特に東大入試において、英語の代わりにほかの言語を使って試験を受けることを指します

 

センター試験や、主要な国公立や私立大学は、英語以外の言語の入試問題を作成しています(近年減少傾向にある

 

一般的に言えば、これらの言語を母語としている場合「留学生」として試験を受けた方が得である(?)はずで、習得レベルが低いと考えられているからか、問題として英語と比して負担が少ない場合が多いですが、問題形式や要求レベルは大学ごとに千差万別と言えるでしょう

 

例えば、一橋なんかだとその言語でリスニングがあるらしいですからかなり険しいでしょう

 

英語と比べれば過去問なども入手することが難しく、学習方法も限られてくるため、認知度は高くありません

 

実際、僕も存在を知ったのは現役で東大受験をして問題冊子を眺めた時ほかの言語の設問があったからでした

 

東大の場合

東大の場合、完全に英語以外の言語で受験する「全差し替え」と、一部だけ英語以外を使う「部分差し替え」が存在します

 

少し前から、スペイン語やロシア語(確か)などは受験できなくなりました

 

現在では、朝鮮韓国語、中国語、フランス語、ドイツ語のいずれかで、この言語ならば他大学でも多くが受験できるはずです

 
東大では、「部分差し替え」はたしかに英語より軽い問題が多いですが、「全差し替え」となると、作文や長文の要約などが要求されるため簡単だと言い切るのは難しいです
 
それと、朝鮮韓国語と中国語は、日本との関わりの深さから話せる人が相対的に多く存在しているため(?)、フランス語やドイツ語より難しいらしいです
 
フランス、ドイツは日本から遠いですからね
 
東大の英語はかなり分量が多いですが、「部分差し替え」にするだけで少なくとも「時間的アドバンテージ」の恩恵を受けられます
 
4A4B5と、かなり歯応えのある設問が目白押しの東大英語に比べて、部分差し替えは4が和訳5が1文の文法問題×5と見るからにスッキリしています
 
全差し替えの場合、長文要約、作文、プラスアルファ(フランス語なら文法問題、ドイツ語なら読解問題)などがあり、問題が練られているため英語ほど忙しくはないでしょうが、得点が取れるかどうかは本人次第です
いずれもリスニングはありません
 

学習方法について

 

これらを利用することを目論む場合、対策を立てる必要があります

 

といっても、大げさなことは必要ありません

 

部分差し替えなら独学で対応可能です

 

全差し替えについては、本人の努力と能力次第だと思います。進んでオススメはできません

 

大学で学んでいれば、「やってやろう」と思いやすいですが、そうでなくとも正直1年あるなら普通の浪人生であっても全然可能です

 

大学の2外の授業は、高校生が考えるほど大層なものではないし、そのまま大学入試問題に利用できるレベルではありません

 

そのため結局勉強が必要になるので手間は同じです

 

語学は、「語彙と慣れ」なので必要なのは文法をマスターし、単語や熟語を理解し、文章に慣れ親しむことです(これは全ての会話を除く日本的な語学に共通だと思います)

 

その上で、入試問題の過去問などを通して演習をし、対策を寝る必要があります

 

注意事項

 
  • 楽さばかりに注目が集まりやすいが、実際負担は大きい

 

楽だとは言われますが、楽に処理できるようになるまで、それなりの努力や演習が必要になります

また英語のように何年もふれていないので語彙などを使えるレベルまで持っていくのはそれなりに大変です

 

  • 勉強方法が少ない

参考書が英語より遥かに少ないです

それに、英語ほどメジャーではないので参考書が高いです

また、業界があまり盛んではないため古い本を利用することも多くなります

調べていると絶版になっていたりすることが良くあります

 

  • 過去問が手に入りにくい

英語と違って赤本や青本には載っていません

ネットを調べてもなかなか過去問自体は出てきません(少し前まで集めていたサイトがありましたが閉鎖しました)

東大の場合、東大新聞の入試解答号に解答付きでのっています

東京大学新聞

ただし、最近は全差し替えの問題と解答を載せていなかったため、今後も載せない可能性があります

 

ほかの大学については分かりません…

 

また、代ゼミははるか昔に大学受験フランス語科を設けていたためその時のものが利用できたり、参考書によっては大学入試の過去問を扱っているものもあります(ドイツ語など)

 

フランス語とドイツ語については私自身も古いものを若干ですが持っているのでお困りでしたらできる範囲で協力するかもしれません

 

  • 英語以外に同時進行で語学を進めるのは結構きつい

単語など、2倍の勉強量になるので、「いざ出来なかったら時間の無駄だな」とかそういう不安も出てきます

 

自分の場合

僕は、現役の時から東大英語がまともに終わらず頭を悩ませていました

 

模試では85くらいならありますが、運要素が強くいつも万全ではありませんでした(1Bはいつも最後にアテカン、4Aは直前直後しか文章を見ない、4Bも傍線部以外まともに読まない)

 

そんな中、冊子に英語以外の設問を見つけ、あまりのシンプルさに衝撃を受けました

 

英語が数ページにも渡ってびっしりあって設問も何問もあるのに、差し替え(部分差し替えです)の問題は半ページにスッキリと収まっていて(当時は何もわかっていませんでしたが)複雑そうではありませんでした

 

それを理解したあとも、予備校に通ってからは普通に英語で受験しました。一年やったし大丈夫だろうという自信とともに笑

 

ですが点数が現役よりも低かったため、不信感から大学で選択したフランス語(実は仮面する気持ちは50%だったが、東大で使える言語の中から選んだ…)を勉強しました

 

ドイツ語はよく成功例を聞いたので、フランス語の成功例になってやろうと意気込んでいましたが現実は甘くなかったです

 

学力の積み上げや設問そのものが思いのほか難しく、目論んでいた全差し替えもやめ、部分差し替えにしましたがあえなく敗退…

 

翌年、設問レベルの差を痛感してブログやツイッターなどで成功例をよく聞くドイツ語に実感を持って変更、勉強し今年なんとか合格しました

 

添削とかいるんじゃないの?

これは英作文についても言えることですが、まぁあったら便利ではありますが、なくても全然問題ないです

 

例えば、英作文で「相手の気持ちを考慮する」と書きたいとして、"consider how others think"などと書いたとします。

これを添削に出しますか?これは時間の無駄です。自分で調べた方が早いのです。細かいコロケーションはともかく、"how S feel"か" what S think"と表現が決まっていてこれはすぐにたどり着く答えです

また、解答例を素早く暗記してしまう方が、「受験という限られた時間の中で無限個の対策を練る必要がある勝負」においては効率が圧倒的にいいのです

 

添削は一瞬で帰ってくることはほぼありませんし、添削してもらいたい内容は調べれば解決する内容がほとんどです

 

そこを他力本願にするか自分で解決するかは受験を陰から大きく左右する要素の一つのように思います

 

他人から指摘されるより自分で発見し解決する方が身に付きやすいでしょう

 

それでももっとデリケートなコロケーションのような世界になった時、初めて添削や質問が必要になります

 

ここでも、ネットで自力で解決できます

これは後述します

 

要するに、添削・質問に出す前にできる限り自分でなんとかしろということです

 

まとめ

  •  英語との習熟度の差で捻りのある問題がない、という1点のみは確実なアドバンテージがある
  • 1年あれば普通の浪人生でも誰でも充分挑戦できる
  • センター試験を英語以外で受ける利益は薄い
センター試験は、英語が圧倒的に簡単なのでわざわざ得点率を下げるのは得策ではないような気がします
  • 参考書がない・高い
  • 過去問が手に入りにくい
  • 負担は結構大きい
  • 英語がダメな人が転向するのはオススメ

英語はどうしても高いレベルの問題や時間が厳しかったりするため、どうしても無理だという人は思い切って転向するのが得策である場合もあります

  • オススメはドイツ語

参考書については後述しますが、ドイツ語は大学入試について参考書が充実しています

また、設問も人の少なさからかシンプルなものが多いです

  • 実際のところ、英語から逃げたような僕のような人間は時間的アドバンテージを稼いだはずなのに本番パニクって無駄にしたりする

これはフランス語の時もドイツ語の時もそうでしたが、差し替え部分は30分以内に終わらせたのにも関わらず、英作文やリスニングでパニクり、結局1Bに時間を回せずやることが同じ(アテカン)に終わりました…

 

この点は、英作文対策というかメンタル対策なのかもしれません…

常に冷静でいられるよう学力的にも気持ち的にも対策が必要だと思います

 

 下書き(前の記事)に格言があったので自分のフランス語力の低下も鑑みて載せておきます
 
L'intelligence sans bonté est une arme bien dangereuse.                         
Françoise Sagan
思いやりのない頭の良さというのはなんとも危険な兵器である./フランソワーズ・サガン